中国-キルギス国境のイルケシュタム峠超えの苦難


イルケシュタム峠が中国とキルギス国境地帯にあります。旅行者の拠点となる町は中国側はカシュガル、キルギス側はオシュで、この二つならある程度宿泊施設があります。カシュガル、オシュの距離は520㎞もあります。直通バスは570元(週2日運行)

 

この国境の特徴は中国側の最初のイミグレーションとキルギス側イミグレーションの距離が異常に長いこと

最初のイミグレーションからキルギス側までの移動に車で4時間もかかった。

中国側の国境はウルグチャット(烏恰県という所にあり、ここには宿自体が少なく、見つけた宿も外国人が泊まれるものではなかった。
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無機質なビルが大量に立ち並んでいる。住民はほとんど漢民族のようだった。

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ウルグチャットに見どころはおそらくない。丘の上に公園がある程度

というわけで中国側の拠点はウルグチャット(烏恰県)から車で2時間のカシュガルになる。

 

10:00には国境が開くだろうと思い、8:00にカシュガルのバスターミナル前(バスターミナルの前ではない)からウルグチャット(烏恰県)行きの乗用車(一人30元)に乗ってウルグチャットのバスターミナルに行き、そこから国境までの車(1台20元)に乗り換えて国境に着く

実はこのイミグレーションには2回行くことになった。

 

一回目はカシュガル周辺の地域一帯の祝日だったので閉まっていた。結局2日後に国境が開くとわかったのでカシュガルまで戻った。もっと下調べをしておくべきだった。

 

さてこの中国側イミグレーションの荷物検査が異常に厳しい

 

荷物をX線検査に通した後、バックから全ての荷物を取りだして係員に見せる。
さらに本の中身やデジカメやパソコンに保存してある写真も見せる

中国国外に持ち出してはいけない写真を調べるらしい。

 

画像を一枚ずつ調べ出したのでこれは相当時間がかかるなあと思っていたら、最初の100枚くらいで写真チェック終了

とは言えかなり時間がかかった。このチェックに引っかかると別室送りにされるみたいだ

 

 

当然かなりの時間がかかる。そしてこの後またX線検査をした

なんで二回もする必要があるんだ?

結局時間はかかったが無事にスタンプがもらえた

出国スタンプを押されるのは最初のイミグレーションだけだが、この後にもチェックポイントはある

 

ちなみに一緒にいた自転車旅行者のドイツ人旅行者達は荷物が多すぎるせいか、軽いチェックしかされていなかった。

 

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最近ベジタリアンになったというドイツ人旅行者の自転車
肉を食べずにこんな重そうな自転車でよく移動できるなあ

 

 

次の日にカシュガルからオシュまでのバスに乗った人によると、たいして検査されなかったらしい。係員によって検査の厳しさが違うのか、バスの乗客全員の荷物をチェックするのが面倒だからか?まあ流石中国だなという感じ

 

このイミグレーションからはヒッチハイクでキルギスを目指す

キルギス側イミグレーションまでは絶対に車で移動しないといけないらしい

 

ヒッチハイクは中国のイミグレーション職員が手伝ってくれる

しかし自分の乗るトラックや車は自分で選ぶ方が納得できるので自分で見つけた方が良さそうだ。

ラッキーなことにキルギス人旅行者のチャーターした車に乗に乗せてもらえることになった。基本的にみんなトラックにいくらかお金を払って乗ることになるようだ。

 

 

全く想像していなかったのだが、このイルケシュタム峠の景色が綺麗
ほとんど人間の手が加わっていないからだろう
ビルが立ち並ぶウルグチャットとは大違いだ。

 

遊牧民族が住んでおり、羊を放牧していた。野生ではないと思うがラクダもいた

 

4時間後に次の中国側イミグレーションに着いた。ここからはなぜか今までの車は通れないらしく、30分ほど待って後ろから来たダンプカーに乗せてもらった。ホントに複雑なシステムだ。

ここでドイツ人チャリダー達と再開した。この人達は自転車をトラックに積んで移動したらしい

 

そして16:00頃にキルギスのイミグレーションに到着

 

ここでは荷物検査も何もなくすぐに入国スタンプがもらえた

中国側と比べたらこんなに簡単でいいの?って感じ

 

 

入国スタンプをもらってほっとしたのもつかの間、すぐにタクシーの運ちゃんが「オシュまで行こう」と言って営業をかけてきた。

 

結局一緒にここまで来たキルギス人の家族の迎えの車に乗せてもらい、その家族の家に泊めてもらった。この家族の家はオシュにあった。

 

 

しかしこのキルギス人家族がお土産を買いまくっていたにもかかわらず、一人人数が増えたせいで車の中がパンパンになり、荷物に圧縮されて相当体が痛かった キルギス人家族にまで迷惑をかけてしまい、申し訳ないと感じたが、何はともあれ無事に泊まるところを見つけられてよかった。

 

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泊めてもらったキルギス人家族の家での晩御飯 キルギスのナンは美味しい

 

 

ルギス側のイミグレーションを業務終了時間までに通れないと、ヒッチハイクしたトラックの中で寝て翌日の開始時間まで待つことになるらしい

この国境を通ったのは10月末だったが、相当寒い

 

 

ほんとに奇妙な国境だった。イルケシュタム峠が絶景だったのと親切なキルギス人家族に出会えたので良かったとしよう。

こんな感じで陸路国境越えは面倒なこともあります