世界一周中に親切にしてもらったことはいろいろな国で何度もあった
ただ自分はカザフスタンとキルギスで受けた親切が一番印象に残った。というのはスーダンやイラン、バングラデシュでやたらと親切にされたという話は聞いたことがあったが、中央アジアでそのようなことは聞いたことがなかったためである。
さらに日本で「おもてなし」という言葉が流行ったらしいが、これらの国の「おもてなし」もすごいと感じた。
まず中国のカシュガルからウルグチャットの国境を通過して陸路でキルギスに入ったわけだが、この過程でヒッチハイクをした。自分が乗ることになった車をチャーターしていたキルギス人家族に招かれ、家に泊めてもらえた。
中国の旅行から親戚が帰国するということでこの家族の家に親戚一同が集まっていたらしい。急に泊まることになったにも関わらずみんな大歓迎してくれた。
さらに翌日はその家族の長の孫にあたる同世代の学生2人がオシュの観光に連れて行ってくれた。
オシュにあるスレイマン山から見た景色
ここには滑ると体に良いと言われるツルツルの岩もある。現地人は滑りまくっていた。
本当に楽しかった。
カザフスタンでは乗り合いタクシーに乗ったら、運転手がやたらと話しかけてきて、列車の時刻を言うと他の乗客を降ろした後にそのまま自分の家に連れて行ってくれた。
後から運賃とは別に追加で料金を取るのじゃないかと思い心配になったが、ただのいい人だった。
家では奥さんと子供が出迎えてくれ、おいしい夕食をごちそうしてくれた。
これ以外にも後から食事が出てきたが時間の都合上それほど食べれなかった。
そして大量のお菓子を渡され、駅まで車でぶっとばして動き出した列車になんとか乗れた。
日本だと誘拐犯と間違われそうなことがこういう国では普通に起こるからびっくりする。
ちなみにこの乗り合いタクシー運転手の家は超大型テレビがあり、室内もかなり広くて綺麗だった。乗り合いタクシー運転手は儲かるようだ。
カザフスタンは宿代がかなり高いので6000円以上の宿しか見つからず、1000円くらいで泊めてと頼んでみたら普通に泊めてくれ、次の日も駅まで送ってくれた人もいた。
他にも道を聞いたら一緒に来てくれ、タクシー代も払ってくれたひとや、車で目的地の宿まで送ってくれた人もいた。
このあたりの地域では外国人と言っても旧ソ連の国の人ばかりで、日本人は珍しいらしい
珍しいから大歓迎してくれるのもあるとは思う. とは言うもののお店で買い物をするような自分が客である時だとそれほど親切にされることはない。
日本の場合はお金をもらって提供するサービスに関しては非常に丁寧なので、これは日本の逆だなと感じた。
それほど有名な観光名所がないキルギスとカザフスタンですが、キルギスならビザがいらない、カザフスタンビザも無料ですぐ取れるのでこのように人の親切心を感じるために旅行してみるのも悪くないかなと思いました。
キルギスのビシュケクで取るカザフスタンビザについてはここで書いてます。
カザフスタン・アゼルバイジャンなどの中央アジア・コーカサスのビザ情報と概要