トーレスデルパイネ往復 – パイネWコーストレッキング1


私はWコースを4泊5日でトレッキングしました。このページではトーレスデルパイネまでトレッキングした記録をまとめています。

トーレス湖とトーレスデルパイネの三つの塔

上の写真のトーレスデルパイネの3つの塔の目の前のトーレス湖がパイネ国立公園初日のWルートのゴールとなります。

この日のトレッキング時間は約8時間でした。
詳しい日程と宿泊地予約方法は以下の記事に書いています。
パイネ国立公園のアクセス方法・トレッキングルートと宿泊予約方法

パイネ国立公園に到着

プエルトナタレスを朝7:30に発車するバスに乗りました。
アマルガ湖畔のパイネ国立公園の入場口には10:00に到着しました。
入場料21000ペソを支払った後、Wコースを東側から西側に歩くルートを取るため、ホテルラストーレス(camping central)までの公園内バス(3000ペソ)に乗りました。ほとんどの人がこのバスに乗り換えます。

バスの降り口にはアウトドアショップがあり、アウトドアブランドのパタゴニアの商品を売っていました。パタゴニアでパタゴニアブランドの製品を買うのも面白いかと思います。私は購入する必要のあるものがない上に、お土産に買っても荷物が増えるので何も買いませんでした。

アウトドアショップの外観

ここには綺麗なトイレもあります。Fantastico Surのキャンプ場にもトイレはありますが、こちらのトイレの方が遥かにきれいです。

ラストーレスキャンプ場(キャンピングセントラル)にチェックイン

私は到着日とその翌日の夜にFantastico Surのキャンピングセントラルでテント泊することにしていました。
ここに2泊連続で泊まる必要はないのですが、プエルトナタレスでパイネ国立公園の宿泊地を予約する段階で天気予報を調べると、2日目が雨の予報だったため、2日目は何もせずにキャンプ場で休憩することにしました。

小屋でチェックインします。(1泊15$)
かなり大きなキャンプ場なので収容可能人数も多く、チェックインに多少時間がかかりました。

ラストーレスのキャンプ場(SECTOR CENTRAL)

チェックイン時にキャンプ場に滞在する日数が書いてあるシールがもらえるのでそれをテントに貼り付けます。私はポールにシールを貼っておきました。

ホテルラストーレス(キャンピングセントラル)からチレーノ

重い荷物だけテントの中に置いて12:00に出発しました。

キャンプ場からホテルラストーレスを超えて西に30分ほど歩くと、北のトーレスデルパイネ方向と西のキャンプクエルノスやフランセスに行く分岐点に到着しました。

この日はトーレスデルパイネ方向に進みましたが、2日後にはフランセス方向に進むことになります。ところどころにこのような標識があるので非常に助かります。

 

道は岩がごろごろしているわけではないので、非常に歩きやすいです。

 

トーレスデルパイネへの道は見晴らしがよく、景観を楽しみながら歩けます。

出発して1.5hほどたった場所の景色

 

チレーノ直前で馬を発見しました。
観光客を乗せるのでしょう。体力的に厳しくてお金に余裕があれば使ってみるのもいいかもしれません。

 

チレーノからラストーレス展望台

ラストーレスキャンプ場を出発して2時間ほどでチレーノに到着しました。

チレーノからゴールのトーレスデルパイネまで約4kmあり、徒歩2時間なので、早朝に展望台で朝日のあたるトーレスデルパイネを見たい場合にはチレーノ宿泊がちょうどよいと思います。
朝日が好きな日本人には人気だと思います。欧米人は朝日にそれほど興味がないようでわざわざ早起きする人は少ないです。文化の違いでしょうか。

 

Fantastico Surが準備しているテントがあります。

 

チレーノ付近では歩き回っている鳥を頻繁に見ました。残飯をあさったり、旅行者が餌をくれるのを待ったりしているのでしょうか。

やっとトーレスデルパイネ展望台まで45分の場所に到着しました。
この位置がちょうど休憩スポットになっているらしく、休んでいる人が大量にいました。

トーレスデルパイネまで45分

ここで少し休んだ後は休まず展望台まで進みました。

トーレスデルパイネ到着

キャンプ場を出発して約4時間でトーレス湖のある展望台まで到着しました。

12:00に出発したので到着にすでに16:00でした。私が到着した時には帰っていく人ばかりでした。
おかげで落ち着いて美しい景色を楽しむことができました。

たとえ日帰りになってしまったとしてもパタゴニアに来たなら、このトーレス湖まで来てトーレスデルパイネの絶景を見るべきだと思いました。

 

チレーノでは徘徊している鳥を見ましたが、ここではキツネを見ました。人に慣れているようでした。

ここには17:00まで1時間ほど滞在しました。他の人たちはほとんど帰ってしまいました。

 

ラストーレスからキャンプ場

ヘッドライトは持っていたので大丈夫でしたが、夜の道はそこそこ暗くなりました。

キャンプに帰ったのは20:00だったので、下山に3時間ほどかかったようです。

キャンプに戻ってからはプエルトナタレスでレンタルしていたガスストーブでパスタを作って食べました。
ヘッドライトの光だけだったので調理が大変でした。

 

2日目は予定通り雨

プエルトナタレスで確認した天気予報どおり、2日目は雨でした。
雨の中進むのは体力を消耗する上に景色も綺麗ではないので、時間に余裕があるならテントで待機した方がよいと思います。

この日はテントでひたすらごろごろして体力を回復しました。
ネット環境はないですが、15.6インチのコンピュータをもってきていたため、退屈はしませんでした。

 

トーレスデルパイネまでの往復のまとめ

費用

入場料:21000ペソ
公園内バス:3000ペソ
キャンプ場宿泊:15*2=30ドル

ホテルラストーレス(キャンピングセントラル)からの往復で8時間かかる

日帰りの人は朝7:30のプエルトナタレス発のバスに乗り、入場口で入場料を支払ってホテルラストーレスまでのバスに乗り換え、降りたら即座にトレッキング開始しましょう。

雨の日はテント内で体力回復するのもよい

2日目をテントでずっと休んだおかげで3日目以降もペースを落とさず歩けました。時間に余裕のある人は天気予報に合わせて前もって滞在日数を増やしておくとよいと思います。

次の記事で3日目のラストーレスからフランセス谷まで行った際の記録を書きます。