プエルトナタレス観光とトレッキング準備

プエルトナタレス(Puerto Natales)では簡単な観光をしました。また宿泊地の予約が必須となったことをこの街で知り、急いでパイネ国立公園のロッジやキャンプ場の予約を行いました。調理用ガスストーブのレンタルも非常に安かったのでここで行いました。

プエルトナタレスに到着、宿にチェックイン

プンタアレナスから乗ってきたバスは町の中心から少し東のバスターミナルに着きました。私が乗ったpachego社のバスも含め、どの会社のバスもここに到着するようです。
角度によってはバスターミナルとは気付かない奇抜なデザインでした。

バスターミナルの外観

バスターミナルに着いた後はそのまま10分ほど歩いてLa Bitacoraというホステルにチェックインしました。
一泊10000ペソでした。
プンタアレナスと違って客はパイネ国立公園をトレッキングする旅行者ばかりでした。

プエルトナタレスでは2泊しました。2泊目はBACKPACKERS ARKYAという宿に泊まりました(15$)。
プンタアレナスに滞在している間は、それまでの長時間の飛行機移動の疲労のせいかお腹を壊し、2日目の夜には風邪で熱もでました。なんとかパイネ国立公園に出発の日の朝には治りトレッキングも問題なくできたので幸いでした。

全日程のキャンプ場予約が必要ということを知る

宿で出会った旅行者から、パイネ国立公園ではキャンプもしくは宿泊できる場所は決まっており、宿泊するという証明書をもっていないと各チェックポイントで追い返されるということを聞きました。
2017年春の時点ではこの情報はそれほどなく、つい最近キャンプでも予約が必要になったとのことでした。

無断でいろいろなところでキャンプされ、ごみがたまったり、料理の際の火で山火事になったりする可能性があるので、これらを防ぐ目的があるのでしょうか。
実際、かなりの範囲が山火事で燃えたらしいです。

私がいた時期がトレッキングシーズンの2月末~3月初旬ということもありキャンプ場の予約が難しいらしく、一切の予約をしていなかった私は非常に焦りました。

他にもこの事実を知らずにプエルトナタレスまでやってきた旅行者は多く、時間に余裕のある欧米人旅行者には到着してから2週間後のキャンプ地を予約し、明日やっとパイネ国立公園に行くという人もいました。

逆に同じ宿に居た日本人のグループは仕方ないから日帰りで行って帰ると話していました。

一般的な日本人なら時間がないですし、仮に2週間待つことが可能でも、時間が勿体ない気がしてこんなことはしないですよね。あらためて日本人と欧米人の考え方の違いを学びました。

パイネ国立公園での宿泊場所・日数を変更

私は東側からWサーキットというだいたい3泊4日でトレッキングができるコースをたどる予定でした。
もともと思い描いていた予定は以下のようなものです。

当初の宿泊予定
所在地 形態 泊数
ラストーレス(Wの東) キャンプ場 1
イタリアーノ(Wの中央) キャンプ場 1
グレイ(Wの西) ロッジ 1

この中では直前ということもあり、イタリアーノキャンプ場がかなり先まで予約できなかったです。
そのため仕方なく、ロスクエルノスの山小屋に泊まることにしました。こちらは設備の割に非常に値段が高かったです。
また天候とクエルノスの山小屋の空き状況などを考え、一泊だけしようと思っていた最初のラストーレスに2泊することにしました。

最終的に以下のような宿泊予定になりました。

実際の宿泊場所
所在地 形態 泊数
ラストーレス(Wの東) キャンプ場 2
フランセス(Wの中央) 山小屋 1
グレイ(Wの西) ロッジ 1

また国立公園職員に宿泊施設を予約していることを示す必要があるということでした。どの施設もネット予約だったので、インターネットカフェで印刷しておきました。

実際にトレッキングを行って気付きましたが、キャンプ場でもまだ場所はあいているので実際のところもう少しキャンプ可能者数を増やせると思いました。最近できた異常に高価な山小屋に泊まってもらうためにキャンプ場収容者数を設定しているのでしょうか。

簡単な観光

宿泊施設の予約が済んで一安心したので観光を開始しました。
バスターミナルのある東側が丘になっているのでそちらの方に登ってみました。
わりと傾斜がきついので大きな荷物を持っているとしんどいです。これからトレッキングをする人にとってはちょうどいい準備体操という感じです。

次に海に行ってみました。プエルトナタレスの街は西側が海になっています。観光できるような場所はプンタアレナスよりも少ないですが、遠くに見える山の景色がきれいなのでのんびり楽しむことができました。

トレッキング用に食料、ガスストーブを調達

プエルトナタレスには2泊し、一日目をパイネ国立公園の宿泊施設予約に費やしたので2日目はだらだらしていました。
スーパーで缶詰やパスタを購入しました。日本人は荷物を極力少なくする人がおおいですが、私は使ったり食べたりする可能性が少しでもある物は全部持っていく派の人間なので、缶詰やパスタは大量購入しました。

パタゴニアのトレッキング用品店では装備一式を借りることができます。ここでは調理用ガスストーブのプラグ部分を借り、ガスカートリッジを購入しました。(ストーブ本体1000ペソ/日、ガス(230g)2500ペソ)
時期的に客が多いからなのか知りませんが、全然営業意思はなかったのが面白かったです。

パイネ国立公園までのバスチケットを購入

出発前日に7:30発のフアンマリアという会社のバスでパイネ国立公園の東側入り口までのチケットを購入しました。(7500ペソ) 往復チケットで、帰りは降りたところとは別のポイントで乗ってもよいチケットでした。

実際のトレッキングについてはこれ以降のブログで書いていきたいと思います。

プンタアレナスでまったり観光

私が到着したパタゴニアの最初の町はチリのプンタアレナス(Punta Arenas)でした。この街に一泊した後プエルトナタレスにバスで移動しました。 プエルトナタレスに2泊した後早朝にバスでパイネ国立公園に移動しました

この町でこれからの旅行の準備としてチリペソをATMでクレジットカードキャッシングしました。
4000ペソの手数料(約700円)も取られました。高すぎですね。

パタゴニアは国境で両替するとレートが悪いこともあるので、ここで今後のことを考えて1000円分くらいだけアルゼンチンペソに両替しておきました。(1アルゼンチンペソ=39チリペソ)

プンタアレナス

西側の丘からの景色

プンタアレナスに到着

チリのサンティアゴからプエルトモン(PMC)を経由してプンタアレナス(PUQ)に飛びました。 プンタアレナスの空港には ATM があるのみで両替所は見当たりませんでした。この空港からプエルトナタレスまでバスもあったのですがひとまずプンタアレナスの町までミニバス(10000ペソ)で移動しました。

プンタアレナスとプエルトナタレスという二つの街がありますが非常に名前が似ていてややこしいです。
なぜこんなそれほど距離の遠くないところに似たような名前の街を作るのかが分かりません。 これは日本人だからややこしく感じるのか現地人でもややこしく感じるのか疑問に思います。

時間がないなら空港から直接プエルトナタレスに行くのがおすすめ

同じ飛行機に乗っていた旅行者の多くは空港からプエルトナタレスまでの直通バスに乗っていました。

正直プンタアレナスで観光するものはそれほどありません。
1520年にマゼランが発見した街でマゼランの像はたびたび目にすることになります。

宿にチェックイン

ミニバスで街の中心地に着いた後はDONA ANITA(10000ペソ)という宿にチェックインしました。
安いので旅行者ではなく現地人がかなり宿泊していました。

同室の現地人は朝方出発していったのですが、出発までテレビを見ていました。
このようなことが起こるのはは想定通りだったのでアイマスクと耳栓で完全ガードして移動の時間まで寝ました。

プンタアレナスの観光開始

それほど大きい町ではないので2時間あれば一通り見て回れます。

プンタアレナスの街並み

東側は海に面しており、西側は斜面になっています。

天気が悪かったので あまり映りが良くありません。
プンタアレナスの海

よく見るとペンギンのようなものが書いてあるので時期によってはプンタアレナスまでペンギンが来ることがあるのかもしれません。

中心地にある広場のマゼラン像

中心地にある広場のマゼラン像

街の真ん中のムニョスガメロ公園にはこのようなマゼランのモニュメントがありました。
大砲に足をかけているのがマゼランで、下にいるのが先住民というモニュメント。地球の歩き方にも書いてありますが、当時の立場の違いがよく表れています。

現在は先住民のような人を見かけることはなかったです。マゼランが南米にたどり着いたのが1500年代なので500年くらい経っているからなのか、この町ではほとんどが混血の人たちでした。

海付近にはこちらのモニュメントがありました。

レストランで食事

現地のレストランは大量の肉を出すタイプのものが多いです。

地球の歩き方に載っていた人気があるというファストフードのLomitos(ロミトス)という店に行きました。欧米系の旅行者と地元の人で賑わっていました。

焼いた肉とキャベツを大きなパンで挟んだサンドウィッチを皆食べていたので私もそれを頼みました。

オプションで卵や他の肉を挟んだりもできます。ボリュームが大きいのでかなりお腹が膨れます。味はかなりおいしかったです。またカウンターに座れば豪快な調理風景が見ることができ楽しめます。

プエルトナタレスに移動

2日目は特に何もせず、前日にpachecoというバス会社のオフィスで買っておいた昼12:00のバス(4000ペソ)でプエルトナタレスに移動しました。

他のバス会社よりも3000ペソほど安いチケットなのでバス車体が他の大きいバス会社のものよりは若干古く感じましたが、南米のバスということもあり快適でした。

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